ちょっと聞いて。
ちょっと聞いて。
金曜日の夕方のことでした。
「ピンポーン」というチャイムと共に郵便屋さんがドアの前に立っていました。
「小包でーす!印鑑かフルネームでサインをお願いしまーす!」と言うので「小包?どこからでしょ?」と伝票を見てみると、土曜日に配達指定していた荷物でした。
伝票にサインしようとボールペンを構えて、さぁ書こう!…としながら「この荷物って明日指定にしてたんですけどね〜」と世間話のように郵便屋さんに話しかけていると、みるみると郵便屋さんの表情や態度が明らかに動揺し始めて「す、すみません!僕が確認せずに持って来てしまいました!明日またお持ちしていいですか?」と聞かれたので「いや、せっかく自宅にいたので受け取りたいです」と言うと「いや、それは(システム的に)マズいです…(動揺)」と怯え出したので、仕方なくサインはせずに一度受け取りかけた荷物をまた返すのでありました。
「また来ます」という郵便屋さんの一言に反応して「すみませんね、また明日来てもらうなんて…」となぜか謝ってしまったつん。
そして、それにまた反応して「いえいえ。大丈夫です、気にしないでください。また明日持って来ますね」という自らの失敗を既に忘れて立場が逆転してしまった郵便屋さん。
ドアを閉めた後、そこまで来ている荷物を受け取れなかったこと、つんは何も悪くないのについつい謝ってしまったこと、なんだか腑に落ちなくてモヤモヤして、ずっと「なんでや!なんでや!なんでや!」と叫びながら悔しがっていました。
そんでもって、土曜日の夜のこと。
土曜日の午前中に無事にゆうパックは受け取ることが出来て一安心していました。
すると、着信が。
電話に出ると宅急便の代引きの電話でした。
「今から持って行ってもいいですか?」と聞かれたので「明日に時間変更してたと思うんですが…」と言うと「時間変更の連絡は来てませんよ!」と自信満々に言うので、念のため「システム的に大丈夫ですか?」と確認すると「はい!大丈夫です!つんさんが問題なければ、こちらは全く問題ありません!」と言うので、まぁ自宅にいることだし受け取るか…ということで持って来てもらうことにしました。
お金を用意して玄関のドアを開けると「すみません!僕が確認してなくて、明日に時間変更されてました!」と爽やかに言うのです。
「せっかく持って来てもらったので、受け取ってもいいですか?」と尋ねると「それは(システム的に)マズいんです…明日、持って来てもいいですか?いや、明日持って来ます!すみません!」と平謝りで帰って行きました。
配達する皆さん。
お願いだから、ちゃんと確認してから持って来てください(切実)
でも、ちょっと面白かったので、今回のことは許します。
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