台所の蛍光灯をつけていると、灯りを求めてたくさんの虫が集まっていました。
そして、そのたくさんの虫を求めて、カベチョロがやってきました。
シャカシャカシャカ、ワシワシワシと歩んでは獲物の至近距離まで来ると、今までとは違う時間軸で生きてるかのようにジワリジワリと近付きます。
狙いを定めているのか、失敗を恐れているのか、そのままずーっと動かないのです。
食べられる虫の気持ちになってみては「残された命の時間に自分なら何をするか」とか、食べるカベチョロの気持ちになってみては「せっかくここまで粘ったのに逃げられたら悔しい」なんて、いろんな想いを馳せて、ジッと動向をうかがっていました。
そして、気が付くと日付が変わっていました。
20時にはお布団に入るぞって考えてたのにな…
なんか、色々、ガンバレ、自分。