すっごくお久しぶりの更新ですが…
この度、第27回岡本太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)にて、一次審査を通過して「入選」しました!
最終審査は神奈川県の川崎市岡本太郎美術館にて行われ、2024年2月16日の授賞式当日に、岡本太郎賞(1名)、岡本敏子賞(1名)、特別賞(若干名)が決定されます。
「岡本太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)」とは…
岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立された公募展です。
今回は、621点の応募の中から22組が入選しました。
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ここからは、私の想いです。
昨年から挑戦し始めたTARO賞。
「3回だけ」と決めて臨んだ1回目の挑戦は、あと一歩のところでの落選でした。
その当時の私なりの精一杯を詰め込んだ作品でしたが、入選への壁は想像以上に高かったです。
それでも、落選通知に書かれていた「今回は惜しかったけど、ちゃんと見てるよ!めげずに来年も出してや!期待してる!」みたいな特記の文章が、この1年間の私の心を支えてくれました。
いろんな人にアドバイスをもらったり、普段は読まない本を読んだり、たくさんの時間を作品制作に費やして、2回目の挑戦で念願の入選を果たすことができました。
これは、私一人の力ではきっと成し得なかった入選だと思うと同時に、「あなぐまち」を形にし始めたこの9年間(正確に言うと42年間)どんな状況の時もコツコツと、地味で泥臭い作業を積み上げてきた自分自身の頑張りもあるのだと思います。
私は今まで生きてきて、自分のことを褒めることなんて一度たりともありませんでした。
「もっと頑張らないと価値がない。ありのままの自分だと価値がない」
常にそんな強迫観念の中で生きてきた人生の中で、初めて自分で自分のことを褒めました。
封筒を開けて入選通知を見た瞬間、声を出して泣き崩れました。
よく泣く私ですが、声を出してあんなに大泣きしたのは、おそらく人生で初めてです。
そのくらいこの1年間は本当によく頑張ったと思うし、苦手な「表に出ること」を覚悟を決めて挑戦した1年でした。
まだ最終審査が残っているので両手放しに喜ぶことは出来ませんが、今は一旦目の前の「入選」に喜びを噛み締めています。
昨日の昼間に公式サイト、美術手帖のサイト、そしてまさかのYahooニュースにも「つん」の名前が登場しました。
それを見た時に「あぁ、本当に入選したんだ」と、改めて喜びがブワーッと押し寄せて来て、また大泣きしました。
今回、入選したことももちろん嬉しかったのですが、それを報告した大好きな人たちがとてもとても喜んでくれたこと、そして、一緒にその時間や想いを分かち合えたことに何よりも幸せを感じました。
今回の最終選考が神奈川県で行われるということで、念願の飛行機にも乗ることができます。
飛行機からの景色、大きな美術館での展示、きっと今まで見たこともないような世界を見ることができるのだろうと今からワクワクでいっぱいです。
搬入&設営の日まで、残りわずかです。
イレギュラーが苦手な私ですが、滅多にないチャンス。
後悔のないように、全力で楽しみながら作品たちを向き合おうと思っています。
そんな私の挑戦を応援していただけたら、嬉しいです!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ぺこり。